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学術集会

第8回石川腎不全看護研究会学術集会を終えて


(第8回学術集会当番世話人)
大田一美(加賀市医療センター)

 平成29年8月6日(日)「透析と共に生きる人を生活の視点で捉える」をテーマに加賀市医療センターKMCホールにて開催され無事終了することができました。石川腎不全看護学会創立以来初めての南加賀での、学術集会でした。会員29名、非会員36名の参加があり、県外、能登地区の方には遠くまで足を運んでいただき、盛況に終わることができました。皆様のご協力に感謝申し上げます。
 研究・調査報告は、県内3施設と石川腎不全看護研究会より昨年の研修会アンケート調査報告と、フットケアチームからの県内施設のフットケア、下肢末梢動脈疾患管理指導加算の状況、課題に関する取り組みが発表されました。今年の講評は腎不全看護研究会顧問の田村先生と、ランチョンセミナーを引き受けて下さった稲垣先生からいただき、看護の視点で今後につながる研究に発展できるものと感じました。
 特別講演は、金沢大学医薬保険学域保険学系教授の稲垣美智子先生をお迎えし、「腎不全看護の専門家として患者を捉える」をタイトルにご講演をいただきました。 腎不全看護の専門家としてどのように患者を支援してくのか、その方法や姿勢をわかりやすく講演頂き、また良いチーム医療の重要さを認識することができました。また、ナイチンゲールの1.理性的な関心、2.心のこもった関心、3.世話と治療についての技術的(実践的)関心の3重の関心を忘れず、患者全体を理解し、患者や家族にわかりやすく伝え、かつ提供する看護を心掛けたいと思います。
 スイーツシンポジウムでは、3名のシンポジストの方々から、普段の実践の中から、3題の事例報告があり、コメンテーターの先生方々からのご意見もあり、今後すぐに実践に生かすことができるものでした。まさに専門家としての実践につながるものだったと思います。 交流タイムでは、展示企業の一押しの製品のプレゼンテーションを行っていただきました。得られた情報を臨床現場に活かせることができればと思っております。
 最後になりましたが、第8回学術集会開催にあたり、一般・賛助会員の皆様、ご協賛いただいた団体・企業の皆様に厚く御礼申し上げますとともに、今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 


総会の様子

特別講演

シンポジウム

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